- 支部の活動報告
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去る令和5年12月22日(金)東京行政書士政治連盟(東政連)による「おとなの社会科見学」が開催されました。
これは東政連の活動内容の広報と未加入者への加入促進を兼ねて主催したイベントで、コロナ禍の期間を挟み実に10年ぶりの開催となりました。
今回のテーマは「有村治子と巡る国会見学」です。三権分立の立法府である国会には、ご存知のとおり衆議院と参議院があり今回は参議院を見学しました。テレビ等では毎日のように見かける国会ですが、実際に中に入らなければわからない雰囲気を醸し出しています。
国会は大正9年に着工し17年の歳月をかけて昭和11年に完成した今年で87年の歴史がある建物のため、その歴史と壮大さを肌で感じとることができます。
また、国会議事堂は歴史があるだけではありません。特に参議院議場は
押しボタン式投票システムが導入されており、議案に対する各議員の賛否
を迅速に集計・記録ができるようになっている等、最先端の技術も兼ね備えており、新旧融合したハイブリッドな機関であるといえます。
■開催日:令和5年12月22日(金)
■主 催: 東京行政書士政治連盟(東政連)
■目 的: 政治連盟活動内容の広報並びに未加入者の加入促進
■内 容:・有村治子参議院議員と巡る国会見学
・有村治子参議院議員(東政連顧問)による後援会
■参加者数:121名
国会見学の後は有村治子参議院議員による講演会です。テーマは「海洋国家 日本の島々」です。
有村議員の講演会の参加者は単に講義を聴くだけではなく、参加者各自が考えて発言させるという斬新なスタイルのため、より会場の雰囲気が一体化して大変に盛り上がります。今回は「国」という漢字を使った単語を考えました。様々な言葉が出ましたがその中で「国力」という言葉があります。国力とは「防衛力」「外交力」「経済力」「科学技術力」それと「情報力」であるという日本政府の見解がありますが、有村議員はそれに国民性を加えた「国柄」というものを追加したいというお気持ちもお話しされました。
次に「國」という字の成り立ちを説明されました。構成している部品それぞれに意味があり、結果として國とは価値のあるものを守っている、という意味を持つものであることを説明されました。國の字にも含まれておりますが、価値のあるものとして土地(領土)が挙げられます。日本はその地理的な条件から領海について重要視をすべきでありますが、その領海を決定する島の計上が実は曖昧であることが有村議員の指摘で判明し、国際海洋法条約が定める基準で国土地理院が改めて計上したところ、日本の島の数は6,832から倍増の1万4,125に跳ね上がりました。もちろん島の数が物理的に増えたわけではありませんが、輸入割合99%を超える海上輸送のシーレーンの安全確保のためにも日本領海内に有する島を正確に把握することは先に挙げた国力の維持向上に重要な意味を持つことは明らかだと思います。
有村治子参議院議員
参加者も積極的に発言
満員御礼の講演会の様子
日本には「海の日」という祝日が制定されておりますが、これは全世界的に見ても我が国だけであり、このことからも海洋国家であることは自明だと思われます。「国を考える」ことは、ある意味タブー視され特殊な思想の持主と見られがちですが、イデオロギーに巻き込まれずに活動をすることが日本経済発展の確保につながるので同志を増やしていきたい、そこには右も左もないということを締めの句としてお話しされ、講演会は大盛況のうちに閉会となりました 以上
菅邦博会長の挨拶
有村参議院議員と東政連役員
東政連顧問推戴状授与の様子